ゲーム開発奮闘記

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Unity エフェクトサンプル Shuriken:雨エフェクト(講義)

雨エフェクトのサンプルデータ

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unitypackageのダウンロードは、こちらから。

※Unity Ver5.2のデータです。

Rain_Effect.unitypackage

 

このエフェクトのポイント

・Sub Emittersの使用テクニック

・Sub EmittersのCollisionを使用したテクニック

 

ここでは、Sub EmittersのCollisionを使用したエフェクトの紹介をします。

エフェクトの流れは、雨粒が地面(コリジョン)に当たったら、波紋エフェクトを出すという流れです。

 

まずは、雨粒のParticleSystemのモジュール[Sub Emitters]のCollisionに波紋用のParticleSystem(ring)を割り当てます。

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 次にringのParticleSystemの設定で、[Emission]モジュールのBurstsのParticlesに1を入れます。

雨1粒に対して、1つの波紋(ring)が出るような設定です。

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次にCollisionの設定をします。

Sub Emittersを割り当てている、親のParticleSystemの[Collision]モジュールの設定をします。

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ここで各パラメータを以下の値に変更します。

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Bounce:0 (跳ね返りの強さ)

Lifetime Loss:1(コリジョンに当たった時の寿命のロス)

Lifetime Lossに1を入れることで、コリジョンに当たった際に寿命が0になり、雨粒が消える設定になります。

 

そして、Planes の所にcollisionの位置を表すためのGameObjectを割り当てます。

今回作成している雨のエフェクトのTransform Positionは、Y:3の位置から雨を降らせるようにしています。

CollisionのTransformようの空のGameObjectを作ります。

col_posと名前をつけて、Transformの値をリセットした状態にします。

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そして、Sub Emittersを使用している親のParticleSystem(Rain_Effect)の子にします。

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最後に[Collision]モジュールのPlanes にcol_posを割り当てたることで、[Sub Emitters]で割り当てた、collisionのParticleSystem(ring)が生成されるようになります。

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unitypackageのダウンロードは、こちらから。

※Unity Ver5.2のデータです。

Rain_Effect.unitypackage

 

パッケージの中身の修正変更など、ご自由にご使用ください。

 

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