ゲーム開発奮闘記

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Unity エフェクトサンプル Shuriken:毒の沼エフェクト(講義)

毒の沼エフェクトのサンプルデータ

unitypackageのダウンロードは、こちらから。
※Unity Ver5.2のデータです。
 
 
このエフェクトのポイント
・Gravityをマイナスに入れて、フワッと上がる動きの表現
・毒をイメージする紫色のイメージ
・Horizontal Billbordを使用した床にエフェクトを敷く表現
 
 
まずは、床に毒沼の範囲を表すサイズの煙エフェクトを配置します。
[Renderer]モジュールのRendereを「Horizontal Billbord」に変更します。
パーティクルが床と平行になります。

f:id:KTK_kumamoto:20160511212453p:plain

 
地面にめり込むといけないので、ほんの少しだけ浮かします。
Transform Position Y:0.01(この値は任意です)

f:id:KTK_kumamoto:20160511212556p:plain

 

次に床からエフェクトが飛ばないようにするため、Start Speedを0に設定します。

f:id:KTK_kumamoto:20160511212940p:plain

 

次に適当な範囲にエフェクトが出るように、サイズ(Start Size)、範囲(Shape)、発生個数(Emitter)を編集します。

f:id:KTK_kumamoto:20160511213154p:plain

 
パーティクルの色を紫と濃い紫色のランダムな色設定(Start Color)を行い、カラーアニメーション(Color over Lifetime)を加えます。

f:id:KTK_kumamoto:20160511213351p:plain

f:id:KTK_kumamoto:20160511213400p:plain

 

サイズのアニメーション(Size over Lifetime)をつけます。
毒沼の汚れが、小さい状態から広がるような演出イメージです。

f:id:KTK_kumamoto:20160511213557p:plain

 
これで毒沼のベースが出来ました。

f:id:KTK_kumamoto:20160511213712p:plain

 
次に、ポコポコ湧き出る泡(bubble)を追加します。
パーティクルのサイズや発生範囲と速度などを適当な値で入れます。
この時Gravityの値にマイナス値を入れることで、フワッと浮き上がる動きが表現できます。

f:id:KTK_kumamoto:20160511214020p:plain

 
いい感じの設定に調整が出来たら、複製を行い舞い上がる霧(smoke)を作ります。
マテリアルを煙のマテリアルに変更して、各パラメーターを調整します。
発生個数やサイズや速度などを変更しています。

f:id:KTK_kumamoto:20160511214202p:plain

 
以上で完成です。 

f:id:KTK_kumamoto:20160511214250g:plain

 
unitypackageのダウンロードは、こちらから。
※Unity Ver5.2のデータです。 

 ※2017/4/17追記 DropboxのPublicフォルダ廃止にあたり、サンプルデータのリンクを変更しました。 GitHubにアップしましたので、下記リンク先よりご自由にダウンロードをお願いします。 UnityEffectSample/PoisonSwamp/ GitHub - ktkkumamoto/UnityEffectSample DL方法:リンク先のページ内、右上の緑色のボタン:「Clone or download」を押して、Download ZIPを選択  

  
パッケージの中身の修正変更など、ご自由にご使用ください。
 

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